スマホ決済Jcoin〜終電逃した篇〜|Jコインペイ|シチュエーションに違和感

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11点~20点

【評価】

  • 総合点:20点
  • いまの学生ってこうなの?度:85点
【公式】スマホ決済Jcoin〜終電逃した篇〜
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スマホ決済Jcoin〜終電逃した篇〜の情報

 

みずほ銀行が主導するスマホ決済、送金サービスのJcoin(ジェイコイン)のCMです。

paypayやLINEpay、aupayなど、スマホ決済で派手な還元サービスでシェア争い戦国時代の様相ですが、Jコインはどこ吹く風。

銀行がバックボーンという信用力の自信があるからか、下手な還元争いとは一線を画しています。

 

サービスの提供としてはみずほ銀行ですが、地方銀行と提携し、銀行のpayとしての地位を確立しようとしています。

どの決済サービスが覇権を握るのかは知りませんが、銀行系と言うことを活かして送金に力が入っているのでしょうか。

 

CMは10種類近いパターンが作られているようです。

キャンプサークル篇、投げ銭篇、おばあちゃんのエール篇などなど。

それぞれ著名な芸能人を使っているわけではないですが、そんなにパターンをつくるなんて、気合が入っています。

 

スマホ決済Jcoin〜終電逃した篇〜の内容、セリフ

 

雨の中、大きな荷物を抱えて走る若い女性。

駅につきますが、時刻は0時を過ぎており、駅員さんが後片付けをしながら電気を消しています。

 

CM内では細かいシチュエーションは分かりませんが、公式の解説だと

「大学の課題に追われて終電を逃してしまった彼女。そんな彼女に対して彼氏が・・・」

ということですので、大学生なんですね。

 

彼女「ダメだった~」

終電に間に合わず、がっかりする彼女。

 

彼氏に「どうした?」とメッセージを受け

それに対し「終電逃した!大学戻るね」と察してほしそうなメッセージ。

 

家のベッドでメッセージを見ていた彼氏は「えぇ」と半笑いをしながら

「バイト代おすそわけ!タクシーで帰りな」というメッセージとともに「5,000円」をJコインペイで送金します。

 

これには彼女もにっこり。

大都会東京の街をタクシーに乗り、支払いはJコインペイで済ませます。

 

「支払いも。送金も。メッセージも。」

というJコインペイの特徴をアピールして、CMは終了です。

 

大学生で5,000円をポンと出せる・・・令和のアッシーくん

 

このCM、一見いい話っぽいですが、いろいろおかしいです。

 

まず彼女が終電に向けて走って駅にたどり着きますが、そのころには駅は電気を消している状態。

最終電車でその駅に降りる人もいるので、終電後もしばらく電気はついているはずですから、走ったところでどうにかなるレベルではなく、余裕で間に合ってないかと思います。

 

間に合わないと明らかに分かっていながら、彼氏に「終電逃した」とメッセージ送信。

うがった見方をすれば、何か期待してメッセージを送ったようにも見えます。

 

そして、期待通りなのでしょうか。

なんと彼氏がJ-CoinPayを使ってポンっと5,000円を送金。

 

バイトしているとはいえ、大学生で5,000円はなかなか大金かと思いますが・・・。

バイト代で時給1,200円なら約4時間、つまり半日分です。

 

もしかしてこのCMを企画したおっさんは、キャバ嬢にタクシー代渡すくらいの感覚でCMをつくったかもしれません。

 

そして、彼女はその5,000円に対してにっこり。

一応、彼氏の優しさに触れて笑顔ということなのでしょうが、「しめしめ、5,000円ゲットだぜ」と思っているように見えて仕方ありません。

 

というか、5,000円簡単にあげるほうもあげるほうですが、ちょっと飲み物でもおごってもらうくらいのノリで受け取るほうも受け取るほうです。

バイト代5,000円は申し訳なくて受け取りづらくないですかね。

 

バブル期に送迎用の男友達であるアッシーくんというのが流行りましたが、この令和の時代においてはJコインでお金を要求するのがトレンドになっていくのかもしれません。

 

このCMにヒントを得て、Jコインペイを変な集金方法に使う人が増えなければいいのですが・・・。

 

けっこうな違和感があるCMでした。

それとも、いまどき東京の大学生はこんな感じなのでしょうか。

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