今回はCMの批評（レビュー）という名の感想ではなく、CM界の謎を検証していきたいと思います。
インターネット上のごく一部でまことしやかに噂されている味の素のCMの謎。
それは、味の素はCMに左利きのタレントさんばかりを起用するということです。
これが、ただの印象なのか、実際そうなのか。
様々な製品を展開する味の素のCM出演者を検証していきます。
なお、当然ですが、左利きだからと言って、これといって何か問題があるわけではありません。
昔は左利きに対する差別的な話があったりしますが、そういう意図も一切ございません。
（筆者自身も左利きですし）
ただ客観的なデータを拾い上げていきます。
味の素の主要な製品およびCMの状況
コーポレートスローガン「Eat Well, Live Well.」で、私たちの生活にすっかり溶け込んでいる味の素。
その主要製品および主な出演者について見ていきます。
なお、CMは2020年時点で最新と思われる出演者を掲載しています。
味の素
まずは味の素株式会社の社名の由来にもなった味の素。
アミノ酸（グルタミン酸）を主原料とする、うまみ調味料です。
とりあえずこれを使っておけばなんでもそこそこおいしくなります。
【主な出演者】
・あじパンダ
これは利き手とかなさそうなので、検証対象外といたします。
ほんだし
こちらも定番。
カツオのだしの素です。
手軽です。
CMは小栗旬さんと杉咲花さんが兄妹の設定で味噌汁をつくるものです。
【主なCM出演者】
・小栗旬
・杉咲花
ちなみに味の素冷凍食品のザ・チャーハンなども小栗旬さんが出演されています。
丸鶏がらスープ
鶏がらスープの素です。
スープ以外にもいろいろアレンジ可能です。
【主なCM出演者】
・渡辺直美
今回の検証ルールからは逸脱しますが、以前は向井理さんがCMで調理してたので、そのイメージが強いです。
Cook Do（クックドゥ）
簡単中華のもと、クックドゥ。
様々な定番中華が簡単につくれます。
【主なCM出演者】
・竹内涼真
・浜辺美波
Cook Do（クックドゥ）今日の大皿
こちらも簡単におかずがつくれる優れもの。
家族の大皿料理のおかずをコンセプトにしています。
【主なCM出演者】
・小池栄子
Cook Do 香味ペースト
鶏だしベースのペースト状の中華調味料です。
美味しいチャーハンやスープが簡単にできます。
【主なCM出演者】
・山田涼介（Hey!Say!JUMP）
ピュアセレクトマヨネーズ
日本ではキューピーマヨネーズと双璧をなすピュアセレクト。
とれて３日以内の国産新鮮たまごを使っているのが特徴です。
【主なCM出演者】
・佐藤健
鍋キューブ
キューブ1個で1人前の鍋の素です。
寄せ鍋、白湯キムチなどバラエティ豊かな鍋の素が用意されています。
【主なCM出演者】
・田中圭
クノールカップスープ
コーンクリームや各種ポタージュをパウダー化したスープのもとです。
簡単にスープを作ることができます。
CMでは温朝食という、体を温めるスープとしての提案がされています。
【主なCM出演者】
・永野芽郁
・川口春奈
パルスイート
アミノ酸アスパルテームから生まれた甘さのパルスイート。
カロリー９０％カット・糖類ゼロの甘味料です。
【主なCM出演者】
・神木隆之介
・黒木華
出演者の利き手まとめ（料理）
ほかにも味の素の製品、CMはありますが、ここらでいったんまとめに入りたいと思います。
| 小栗旬 | 左 |
| 杉咲花 | 右 |
| 渡辺直美 | 右 |
| 竹内涼真 | 左 |
| 浜辺美波 | 右 |
| 小池栄子 | 左 |
| 山田涼介 | 右 |
| 佐藤健 | 右 |
| 田中圭 | 右 |
| 永野芽郁 | 右 |
| 川口春奈 | 右 |
| 神木隆之介 | 右 |
| 黒木華 | 右 |
ということで、13名の出演者のうち、左利きと思われるのは3名でした。
3名／13名ということでパーセンテージとしては23%です。
一般的に左利きの割合は約10%と言われているので、確かに高いことは高いという調査結果が出ました。
しかし、13名というサンプルでは、統計的に有意（有効）な数値とは程遠いでしょうから、誤差の範囲内です。
一方、香味ペーストの山田涼介さんの相方が左利きなど、主要な出演者以外にも左利きが見られます。
結論
さて、この検証、あなたの生活にも私の生活にも全く役に立たないですが、結果をまとめます。
- 味の素関連のCM出演者の2割は左利きであり、一般的な左利きの割合とされる1割の約2倍
- かといって、左利きの人が半分など極端な偏りはなく、誤差の範囲内
- 小栗旬さんや竹内涼真さんなど、CM内でガッツリ食べる人が左利きなので、左利きの人の起用が多いイメージか
つまりは、検証の結果特に得られたものはないということですね。
くだらない検証にお付き合いくださいましてありがとうございました。
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