Amazon Prime その特別な時間が、きっといちばんの特典です|夫婦の行動の意味は?

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51点~60点

【出演】

  • 北村有起哉(きたむら ゆきや)
  • 高野志穂(たかの しほ)

【評価】

  • 総合点:65点
  • 1回見ただけだとすぐに意味が伝わらないかもしれない度:55点

 

通常30秒CMバージョン

Amazon Prime 新CM

ネット限定ロングバージョン

Amazon Prime TVCM 「その特別な時間が、きっといちばんの特典です」特別版
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Amazon Prime “その特別な時間が、きっといちばんの特典です”の情報

Amazonの有料正会員プログラム、AmazonプライムのCMです。

お急ぎ便の他に、プライムビデオやプライムミュージックなどを月額500円で楽しめる、なんともお得なサービスです。

ちなみに、諸外国だとAmazonプライムの料金は日本より断然高くなっているそうです。

お得ではありますが、日本人が貧しい証拠なのかもしれません。

 

さて、本題とずれましたが、CMに出演しているのは「北村有起哉」さんと「高野志穂」さん。

CMでは夫婦役・・・というか、実際にこのお二人は夫婦です。

役者の夫婦が、夫婦役を演じるなんてステキなことです。

 

北村有起哉さんは、1974年4月29日生まれで、CM放送時点で47歳。

主演こそ少ないですが、NHKの連続テレビ小説や大河ドラマ、そのほか刑事役など国の権威ある職業に就いている役の仕事が多いイメージです。

CMではサントリー金麦のナレーションを務めていらっしゃいます。

 

高野志穂さんは、 1979年10月21日生まれで、CM放送時点で41歳。

バイリンガルの才女で、NHK連続テレビ小説のさくらで主演デビュー。

お子様がふたりいるからか、P&GのパンパースのCMなどにも出演されていました。

 

Amazon Prime “その特別な時間が、きっといちばんの特典です”の内容、セリフ

このCMはテレビで流れている通常バージョンと、ネット限定のロングバージョンがありますが、以下は通常バージョンの流れです。

(通常バージョンはストーリーがけっこう端折られています。)

 

北村さんと高野さん、ふたりの夫婦の日常が描かれています。

どうやらふたりともバリバリ仕事でキャリアを積んでいるようで、妻は夫が寝ているうちに家を出て、夫が帰ってくる頃には妻は疲れて寝てしまっている、その逆パターンもあるかもしれませんが、なかなか直接会話する機会が少ないというすれ違い生活のようです。

ふたりの意思疎通はもっばらトイレットペーパーなどの日用品買い物リストの描かれたボードのみ。

 

そして、お互いの日中の仕事がそれぞれインサートされます。

まずは妻。

高野「じゃあ次はストーンを」

部下「はい」

インテリアか何かのカタログを見ながら部下に指示をしています。

 

そして夫。

部下「お先に失礼しまーす。」

北村「はい。」

夜遅くまでパソコンに向かっています。

 

次の場面は高野さんの仕事後のシーン。

高野「あー、待って待ってま・・・」

閉店間際、というかもう閉店後で締めの作業をしているクリーニング屋さんにぎりぎり飛び込みます。

この点からも生活の慌ただしさが伝わってきます。

(クリーニング店にとっては、あの時間にこられても迷惑ですが、それは演出と言うことで。)

 

そして家につき、クリーニングした服を置くと、ひとりでダイニングテーブルに向かいます。

 

場面は切り替わって、北村さんのシーン。

写真やらクーポンやら電気ガスの計量通知やらの貼られた家のボードの中から、一枚のチケットを見つけます。

そこには「LOVE LOVE いつでもこの頃に戻れる券 ダヨ」という謎の券・・・もとい、おそらく二人が付き合いたてで、いわゆるラブラブ状態だった時に、高野さんから北村さんにプレゼントされたチケットと思われるものです。

そのチケットを見つけた北村さんは何かを考えているようです。

そして、スマホを取り出しAmazonプライムで注文を行います。

 

次のシーンは時間帯的には夕方でしょうか。

高野さんが働くオフィスビルの前で待っていたのは、夫の北村さん。

その姿を見つけた高野さんは「どうしたの?」と不思議とも心配ともとれるようなセリフ。

それに対し、北村さんは「うん」と小さく返事をし、あのチケットを取り出します。

北村「まだ・・・使える?」

意味を理解したのか、高野さんは笑顔で「うん」と返します。

 

そのまま二人はデートに向かいます。

海沿い(お台場?)を歩きながら、「この頃」に戻って、手と手をいわゆる恋人繋ぎ。

久しぶりに夫婦の時間を過ごします。

 

そして、家につくとAmazonで注文した商品が、置き配で届いています。

最後にテロップが「その特別な時間が、きっと一番の特典です。」とのフレーズを表示して、CMは終了です。

 

良いストーリーだが、省略され過ぎで1回では意味を理解できないかも

 

このCMの言いたいことはこんな感じでしょうか。

「普段の仕事や買い物などで忙しい中でも、Amazonプライムの当日お急ぎ便を使えば、すぐに注文した商品が届きます。買い物の時間をこの二人のような特別な時間に代えることができます。Amazonプライムではさまざまな特典をご用意していますが、この特別な時間こそが、一番の特典です。」

 

しかし、自分が読解力ないだけかもしれませんが、パッとCMを見ながらこの意味がすんなり入ってくというのは少々難しいかもしれません。

 

CMの中で、「二人とも忙しくすれ違い生活」「クリーニングなど買い物もままならない」「買うものリストにトイレットペーパーなど(Amazonで買えるかつ生活にすぐ必要な)日用品が羅列されている」という伏線はあるものの、二人でデートをする時間が、「日用品の買い物の時間をAmazonでの注文にした」ことで生み出されたというのはすぐには分かりません。

本当に最後のシーンで、二人の時間を楽しんだ後、Amazonから荷物が届いていることで伏線回収となりますね。

Amazonで注文してなかったら、どちらかが買い物にドラッグストアなどに寄り、またすれ違い生活が続いてしまうところでした。

 

ちなみに最初見たときは、旦那さんがAmazonでサプライズプレゼントでも注文したのか?と思いましたが、それだとAmazonプライムの特典が、「特別な時間」ということにはなりませんよね。

普通に注文すればいいわけですし。

 

ドラマ仕立ての素敵なストーリー、実際の夫婦の役者さんが織りなす雰囲気など、とても良い構成だと思いますが、いかんせんCMは15秒、30秒が基本ですから、なかなかの詰め込み具合ですね。

ウェブCMが主流になってくると、こういった既存の15秒、30秒といった形はどんどん廃れていくのかもしれません。

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