【出演】
- 上白石萌歌（かみしらいし もか）
- 井之脇海（いのわき かい）
- 白石聖（しらいし せい）
【歌】
- HY「366日」
【評価】
- 総合点：65点
- 去年より歌うまくなった？度：60点
※2019年版はコチラ
キリン 午後の紅茶 「あいたいって、あたためたいだ。18冬」篇の情報
キリンの「午後の紅茶」のCMです。
午後の紅茶のCMは、上白石萌歌さんが様々な歌を歌うシリーズが続いていました。
2016年冬（第1弾）
あいたいって、あたためたいだ。
歌：chara「やさしい気持ち」
2017年夏（第2弾）
おちつけ、恋心。
歌：aiko「カブトムシ」
2017年冬（第3弾）
あいたいって、あたためたいだ。17冬
歌：スピッツ「楓」
なかでも、昨年冬、スピッツの楓を歌うCMは、その歌声に賛否もあり、話題となりました。
これらの過去作品は、ダイジェストですがまとめられています。
そして、今回2018年冬。
YouTubeにキリンビバレッジがアップしたこのCM動画では、以下の説明があります。
ピュアな恋愛ストーリーがテーマの午後の紅茶TVCMシリーズ完結篇
そう、完結編と言うことで、今回が最終回です。
CM本編に加え、予告編が4本もアップロードされるなど、キリン側は相当このCMに力を入れているようです。
出演俳優、女優
- 上白石萌歌
ヒロインとしてシリーズ通して歌を歌っているのは、女優の上白石萌歌さん。
姉の上白石萌音（かみしらいし もね）さんとともに、姉妹で活躍しています。
どちらかといえば、最近は上白石萌歌さんのほうが露出が多いですかね。
テイジンのダケジャナイやミツカンの納豆などのCMにも出演されています。
- 井之脇海（いのわき かい）
ヒロインの恋のお相手は、俳優の井之脇海さん。
NHK朝ドラ「ひよっこ」や、”ぎぼむす”こと「義母と娘のブルース」などに出演されています。
ぎぼむすには、上白石萌歌さんも出演されており、ぎぼむすカップル再びです。
というか、このCMシリーズのほうが先なんですが、ぎぼむすは影響を受けたのでしょうか。
- 白石聖（しらいし せい）
このCMではチョイ役として歌っているのは、女優の白石聖さん。
定番ですが、芸能界入りのきっかけは、原宿の竹下通りでのスカウトらしいですよ。
このCMが放送されている現時点で20歳、これから活躍が期待されます。
歌
このCMシリーズで印象的なのは、上白石萌歌さんの歌う歌。
今回、歌うのはHYの名曲「366日」です。
キーボード兼ボーカルの仲宗根泉さんの力強いけど切ない歌声はとても印象的。
タイトルの「366日」は「あなたを愛するには365日では足りない」ということだそうです。
キリン 午後の紅茶 「あいたいって、あたためたいだ。18冬」篇の内容
場所はシリーズを通して、熊本の南阿蘇村。
南阿蘇鉄道の見晴台駅ホームで物語は展開されます。
白いヘッドホンをした制服姿の上白石萌歌さんが、白い息を吐きながらホーム上で歌います。
「怖いくらい 覚えてるの」
手には”午後の紅茶 あたたかいミルクティー”のペットボトル。
「あなたの匂いや しぐさや全てを」
回想シーンとなり、上白石萌歌さんと井之脇海さんが夏に図書館で勉強しています。
セミの鳴き声が聞こえる中、井之脇海さんは眠ってしまっています。
（このシーンでも、机の上には午後の紅茶のストレートとレモンのペットボトルが置いてあります。）
「おかしいでしょう そう言って笑ってよ」
「別れているのに あなたのことばかり」
再び駅のホームで歌う上白石萌歌さん。
そして、電車が近づいてきます。
「恋が こんなに苦しいなんて」
白石聖さんが歌に加わります。
白石聖さんの立つ川は過去の「おちつけ、恋心。」篇と同じ場所。
「恋が こんなに悲しいなんて 思わなかったの」
「本気であなたを」
目をつむりながら上白石萌歌さんが熱唱。
電車が駅に停まります。
「思って知った」
電車から降りてくるのは井之脇海さん。
上白石萌歌さんは井之脇海さんに気づき、ヘッドホンを外します。
井之脇海「ただいま」
上白石萌歌「おかえり」
自販機でもうひとつ”午後の紅茶 あたたかいミルクティー”を購入し
夕日の中二人で帰り道を歩きます。
昨年のスピッツ「楓」に比べて歌がうまくなった？
このCMシリーズが一番インパクトを放ったのは、やはり2017年冬の「楓」でしょう。
とてもきれいな映像の中、音痴というか不安定な上白石萌歌さんの歌声が目立っていました。
高校生の日常でのアカペラという点では、らしさはありましたが。
しかし、今回2018年冬の「366日」では、本家のHY、仲宗根泉さんの歌声には及ばないものの、普通にお上手です。
南阿蘇のどこか懐かしい景色や彼との再会というシチュエーションとも相まって、雰囲気が良く出ています。
普通にいい感じなんですよね。
もちろん、それはいいことなのですが、あの「楓」のインパクトが強すぎて、どこか物足りなさを感じてしまいます。
このCMのファンとしては、もっともっと素人っぽさのある、クセのある歌を期待してしまいました。
（一歩間違えれば炎上ですが。）
「366日」は失恋ソングだが
このCMで歌われている「366日」はいわゆる失恋ソングであり、別れた彼のことばかりを考えてしまっているという歌です。
冷静に考えれば、彼と思いが通じ合っているこのCMと全然合っていません。
このCMでは歌の”別れ”を”離れ離れ”、”遠距離”というように解釈しているようです。
CMで切り取られた歌の部分は内容との違和感を感じさせません。
キレイにまとまった（まとまってしまった？）CMでした。
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2019年版は南沙良さんにバトンタッチ、JUJUの「やさしさで溢れるように」です。
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