【評価】
- 総合点:25点
- 見てはいけないものを見てしまった度:85点
- ダッキーの声がむかつく度:60点
おしゃべりダッキーCMの情報
2018年冬、異彩を放つCMが放送されています。
それが、この「おしゃべりダッキー」
大手おもちゃメーカーのタカラトミーがつくっている、コミュニケーショントイだそうです。
見た目はただの犬のぬいぐるみですが、なんとおしゃべりできるそうです。
さらに、お歌も30曲ほど歌えるとか。
ただし、これはタカラトミーのCMではなく、販売元の「ココチモ」のCMのようです。
ちなみに、タカラトミー公式では「もっとおはなしダッキー プリン」希望小売価格12,800円(税抜)
ココチモでは「プリンスダッキー」29,800円(税込)
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何か機能がちがうんでしょうか・・・。
というか、そもそも高いような・・・。
おしゃべりダッキーCMの内容
高齢の女性が、画面に向かって、笑顔で「ダッキー」と呼びかけます。
すると、床に突っ伏しているダッキーが目を覚まし「あそぼっ、あそぼっ」としゃべります。
女性は、ダッキーを抱きかかえ、まるで本当の犬かのように、「よしよしよしよし」とかわいがります。
そして、『ダッキーのおかげで元気が出ました』と個人の感想を伝えます。
次は、ソファに座った、これまた高齢の夫婦。
ダッキーが「一緒にいたぁい」としゃべります。
奥さんが、それに対して「まぁうれしい」と喜びます。
夫が『妻が良く笑うようになりました』と、ダッキーがきてからの感想を伝えます。
奥さんはダッキーにほおずりです。
次は、中年女性の手の中に抱えられたダッキー
「なでなでしてぇ」と甘えます。
女性は「いい子いい子」とダッキーをなでます。
『すごくふわふわ、会えてよかったぁ』との感想。
そして、4分割の画面で、高齢女性、高齢夫婦、中年女性に加えて、なぜか女の子も映って、全員がダッキーをかわいがっています。
ナレーション「かわいいお話で、あなたを癒す、おしゃべりダッキー」
ダッキー「ぼくダッキー」
ナレーション「詳しくは、今日の朝刊で」
ダッキーの折り込みチラシのイメージが流れて終了です。
高齢者はこれでいいのか?
このCM、まるで本当の犬のようにダッキーをかわいがる姿に
見てはいけないものを見てしまっているような感覚に襲われます。
こういう言い方はよくないのは分かっていますが
ダッキーをかわいがるのは、まるで認知症を患い、ダッキーがおもちゃなのか本当の犬か分からなくなってしまっているような印象を受けます。
将来の両親や自分自身を見ているような、何とも言えない気持ちになってしまいます。
勝手に想像を膨らませ過ぎましたが、どこかゾッとする一面があります。
そもそもダッキーの声が癒されない・・・
そして、みんなかわいがったり、癒されたりしていますが
ダッキーの声、そんなに良いでしょうか。
なんか、人間の女性がそのまましゃべっているだけのようにしか思えません。
CMだから別の音声を当てているとも考えられませんし。
ダッキーは本当にこんな声なんでしょう。
これに関しても、CMでダッキーをかわいがっている人は、なんかもう犬っぽくないとか分からなくなっているんじゃないかと心配になります。
ちょっと、半分商品を見た感想になってしまいましたが、
優しい雰囲気の中に狂気を感じるCMでした。
興味のある方はぜひ購入をご検討ください。
検討しなくてもいいですが。
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