【出演】
- 石橋 静河(いしばし しずか)
【曲】
- 藤森 元生(SAKANAMON)
【評価】
- 総合点:35点
- コンセプトが伝わらない度:80点
行くぜ、東北。SPECIAL 冬のごほうび 2019 青森篇の情報
JR東日本の東北キャンペーン「行くぜ、東北。」のCMです。
東北の良さを紹介して、JR東日本の電車、新幹線に乗ってくださいね、ということです。
東北キャンペーンはすっかり定番化しており、過去には松岡茉優さんや木村文乃さんがCMに出演していました。
今回の出演者は石橋静河(いしばし しずか)さん。
1994年7月8日生まれで、このCM放送時点で25歳です。
女優活動やダンサーとしても活躍しています。
過去にはユニクロのCMで、シンガーソングライターである姉の優河さんとも共演されています。
行くぜ、東北。SPECIAL 冬のごほうび 2019 青森篇の内容、セリフ
坂の途中に、緑のポンポンを持った石橋静河さん。
SAKANAMONというバンドの藤森元生さんの歌に合わせ、踊っています。
結構全力で、回転までして踊っていますが、その様子を見るに、仕事中と言うことなのでしょうか。
歌詞は「好きな人に好きな人がいたんです おお神様 こーんな私にご褒美ちょうだい、ご褒美ちょうだい」
内容は簡単に言えば、失恋というか自分の恋が叶わないことが分かってしまったという感じなのでしょう。
シチュエーションは悲しい感じですが、歌声はコミカル寄りです。
石橋静河さんはこの歌の内容と同じ状況にあるということなのでしょう。
踊りはちょっと面白い振り付けですが、顔は悲し気と言うか、少しふてくされた感じです。
そうして踊っていると、向かいから会社の後輩らしき男性が現れます。
男性「あっ」
石橋さんも男性に気づき「げっ」
ダンスを見られてしまい、動きが止まります。
ここでナレーション。
「奥入瀬で待ってます。」
普通はナレーションはナレーションなのですが、このCMでは石橋さんがナレーションに反応し、「へっ?」と声の出所を探してキョロキョロします。
最後は、「行くぜ、東北」と、JR東海の新幹線の映像が出てCMは終了です。
なお、東北6県それぞれのバージョンがあり、それぞれの場所であなたを待っています。
青森県:奥入瀬
秋田県:乳頭温泉郷
岩手県:花巻の星空
山形県:銀山温泉
宮城県:みやぎ蔵王
福島県:大内宿
となっています。
いったいどういう意味があるのかコンセプトが謎
さて、このCMの一番の見どころは、石橋静河さんのダンス。
街中で持っているポンポンが緑なのは、JR東日本のコーポレートカラーなのでしょう。
ただ、なぜポンポンを持っているのか意味不明です。
そして、謎のダンス。
キレキレなダンスという訳ではなく、ちょっと面白い系の振り付けです。
そもそも街中でダンスをしているのはかなりヤバい人です。
また、ぱっと見、足が短く見えますが、サルエルパンツを穿いているようです。
他のコートやバッグが会社用に見えるのに、サルエルパンツというのは謎です。
さらに、会社の同期か後輩の男性に踊っている姿を見られ、「げっ」と気まずい感じ。
そもそも、外でポンポンをもってあれだけ派手に踊っていれば、知り合いでもそうでなくても変に見られるに決まっています。
なのに、なぜ知り合いに見られた時だけバツが悪そうにしているのか意味不明です。
簡単に言うと「ちょっとつらいことがあっても、東北はあなたを優しく迎えるので来てね」というCMなのでしょうが、いかんせんそこに至るまでの意味が分かりません。
YouTubeの公式チャンネルの説明では
心地よいダンスとBGMで、見る人を東北にいざなう「冬のごほうび」のストーリーを描きます。
となっていますが、果たしてどれだけ伝わるのでしょうか。
ストレートに伝えるだけが作品ではないかもしれませんが、一歩間違えれば制作者の自己満足で終わってしまう危険性もあります。
意味不明でも印象に残ったもの勝ちなのでしょうか。
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