【出演】
- 南 沙良(みなみ さら)
【評価】
- 総合点:50点
- 歌どうにかしたほうがいい度:80点
午後の紅茶「世界で、いちばん、あったかい。冬」親子の絆篇の情報
冬になると放送がはじまる、午後の紅茶の歌うCM。
昨年まで上白石萌歌(かみしらいし もか)さんがHY「366日」やスピッツ「楓」などをアカペラで歌うCMがシリーズとしてありました。
ただ、昨年のHY「366日」をもって、シリーズ終了とのことでしたので、2019年はどうするのかと思っていましたが、なんと出演者を替えて、似たようなコンセプトのCMを続けてきました。
今回、上白石萌歌さんから受け継いで(?)歌を披露するのは、南沙良さん。
小中学生向けのファッション雑誌二コラでモデルデビューし、女優としても活用されていらっしゃいます。
CMでは、ポッキーの”ポッキー何本分話そうかな”というCMで、宮沢りえさんの娘役として出ていたものが印象的でした。
ポッキーのCMはストーリー性があり、B’zのマジェスティックという曲を背景に、転校してなかなかなじめない様子の演技は、なかなか見ごたえがありました。
さて、そんな南沙良さんの歌う楽曲は、JUJUさんの「やさしさで溢れるように」。
しっとりとした名曲で、人気のある曲です。
「あなたを包むすべ~てが~♪」でピンときた方も多いのではないでしょうか。
午後の紅茶「世界で、いちばん、あったかい。冬」親子の絆篇の内容、セリフ
コートにマフラーをしているとはいえ、雪が降りしきる中でギターの弾き語りをする南沙良さん。
「あなたを包むすべ~てが~♪」
JUJUさんの「やさしさで溢れるように」を熱唱しています。
引きの映像となり、南沙良さんが公園の真ん中でストリートミュージシャンのように歌っていたことが分かります。
聞いているのはたったのひとり、優しく微笑むお母さんです。
母の手には温かい午後の紅茶のペットボトル。
歌は続きます。
「優しさ~で溢れるよ~に~♪」
映像がインサートされ、夜の公園のベンチで南沙良さんと母親が語り合うシーン。
夢でも語っているのでしょうか。
「私は強く迷~わず~♪」
再び映像がインサート、母が車内でファイトと書かれた手作りのお守りを午後の紅茶のペットボトルにかけ、南沙良さんへと渡します。
ナレーション「ずっと、そばにいてくれる」
「あな~たを~愛しつづけ~るよ~♪」
またまた映像がインサートされます。
過去の回想シーンで、母が幼少期の南沙良さんのほっぺたに午後の紅茶を当てています。
そのまま映像が現代に戻り、歳を重ねたふたりが同じシーンを迎えます。
「どん~な時も~♪」
母は「うん」と大きくうなずき、午後の紅茶を渡します。
ナレーション「世界で、いちばん、あったかい」
ナレーション「午後の紅茶」
最後は南沙良さんが温かい午後の紅茶を飲んでほっとするシーンで終了です。
音程を外したり声量が出ていなかったりするのは味なのか
雪の降る中一生懸命歌う南沙良さん。
端正な顔立ちで、ヒロインとして十分通用しています。
そして、CM内ですべて語られているわけではありませんが、表現される母との固い絆。
キレイなストーリーのCMとなっています。
しかし、しかし、この歌声はどうなんでしょう。
音程が外れている個所もあり、不安定な歌声は、やや不安な印象を与えます。
また、お腹から声をだしておらず、喉のみで歌っているため、声量も全く出ていません。
これでストリートミュージシャンをやっても、正直かなりキツいでしょう。
ただ、思い返してみれば、前任の上白石萌歌さんのアカペラもかなり不安定な歌声でした。
(一応、上白石さんはただの素人女子高生なので、下手でもいいという見解もありますが。)
連続で歌下手シリーズを放送するというのは、「あえて」ということなのでしょうか。
あまりに歌がうまくても視聴者には伝わらないため、少し下手なくらいのほうが親近感がわくというような狙いがなくもないかもしれません。
この素人っぽさが、午後の紅茶のCMの味なんですかね。
ただ、音程に敏感な方には、このCMで流れる不安定で小さな歌声が、不快に感じてもおかしくはありません。
めちゃめちゃうまくなくても良いですが、もう少し歌の指導をしたほうが良いのではないのでしょうか。
まあ、演奏も南沙良さんなので、だいぶ練習したのだと思われますが。
Webムービーの完全版もあり
少しだけ、このストーリーの背景が分かる完全版も公開されています。
お好きな方はどうぞ。
音程に敏感な方は再生しなくても良いです。
コメント