【出演】
- 中村 里帆(なかむらりほ)
【評価】
- 総合点:20点
- これは逆にかわいそう度:80点
戦国布武(フヴ)じゃ! 戦国布武~我が天下戦国編~の情報
ゴールデンウィーク、お盆、年末年始と言えばゲームアプリのCMです。
暇な人をターゲットに、暇つぶしサービスの代表格であるスマホゲームのCMがこれでもかと流れます。
「戦国布武」は日本の戦国時代をベースにしたシミュレーションゲームです。
織田信長とか真田幸村とか、現代で完全にゲームキャラとなっている武将が登場します。
戦国時代や三国志のゲームは次々と生み出され続けています。
なんせ、アニメキャラやスポーツ選手のライセンスが必要なゲームと違って、数百年前の人物なら知名度はあるのに完全にフリーと言うすばらしい素材ですからね。
そんな有象無象の戦国ゲームがある中で、CMもできるくらいの「戦国布武」は、かなり成功している部類でしょう。
さて、そんな「戦国布武」のCMで強力なインパクトを残しているのが、モデルの中村里帆さん。
変顔の姫君役です。
1999年8月6日生まれで、現時点で20歳の若手モデルです。
彼女の出演するCMといえば、「キッコーマン調製豆乳 グットーニューモーニング」が印象的です。
なんてスタイルが良くてかわいらしいんでしょうか。
豆乳の精みたいな役どころで、素敵な衣装も似合っています。
それが、どこでどう間違ってしまい、こんな顔芸をさせられるようになってしまったのか・・・。
戦国布武(フヴ)じゃ! 戦国布武~我が天下戦国編~の内容、セリフ
将軍が座っているような大広間に、一人の姫君が座っており、下座には部下たちが控えています。
姫「天下統一、戦国布武(ヴ)じゃ」
部下①「布武(ヴ)??」
ヴの部分をやたらと強調してしゃべります。
姫「布武(ヴ)」
部下②「布武(ヴ)??」
なぜかイラストで口と喉の断面図となり、発音方法の解説イラストになっているみたいです。
ここで一石を投じる武士風の部下。
部下③「姫、戦国布武(ブ)では」
書き初めのように墨で書かれた「戦国布武」の文字を提示します。
周りの部下たちは、「それは言ってはダメ」といった感じで止めようとしています。
それに対し姫はお怒りです。
姫「無(ヴ)礼者~!」
刀を取り出し、「戦国布武」と書かれた半紙を突き刺します。
そこには、習字の先生のごとく「ヴ」の部分が赤字で直されています。
そして、ダメ押し
姫「戦国布武(ヴ)じゃ」
アプリとキャンペーンを説明するナレーションが入り、最後は全員で英語のレッスン風に「戦国布武(ヴ)」の発音を練習します。
このCMは何が面白いと思ったのか
このCMのポイント、コンセプトは何でしょうか?とCMプランナーにインタビューしたとしたら、やはり「ブ」の発音を「ヴ」とするところです、と答えるでしょうね。
しかし、なぜ「ヴ」にしたのですか?に対してはどういう答えをするか分かりませんし、ぜひ聞いてみたいと思います。
実際このアプリで遊んだことがないのでわかりませんが「ヴ」は何かゲームの根幹にかかわることなのでしょうか。
そもそも戦国時代に「Vu」の発音は存在していたんでしょうか。
そして、CMの感想としては、CM自体が、盛大にすべっているような気がしてなりません。
「ブ」が「ヴ」になっていることが面白いとは思えません。
もしかしたら、子供は喜ぶのかもしれません。
変顔もキメてますから。
ただ、変顔で喜ぶくらいの子供は、ゲームアプリに課金しないでしょうから、結局何をしたいのかよく分かりません。
とにかくインパクト重視というやつなのでしょうか。
最大の被害者は出演者かもしれない
CMがすべってること自体は別によくあることなのでいいのですが、最大の被害者は中村里帆さんなのかもしれません。
最初のほうで触れたように、中村里帆さんはキッコーマンの豆乳のCMでかわいらしい役を演じています。
しかし、戦国布武のCMでは、ある意味気持ちいくらい変顔で煽ってきます。
監督の指示通り、演技を全力でやる中村里帆さんですが、人を完全にあおっている顔は、彼女を知らない人にとっては「うざくてしょうがない」「不快」と思われても仕方のないことかもしれません。
もちろん、演出であるのが前提と言うことは分かっているのですが。
なんでこんなCMになってしまったのか。
彼女の全力演技が、どこかで日の目を見ることを祈るばかりです。
罪深きCMでした。
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