【出演】
- 満島 ひかり(みつしま ひかり)
【評価】
- 総合点:60点
- バスの本数少ないのに栄えすぎ度:90点
キリンビール一番搾り 「満島ひかり ひまつぶし篇」の情報
キリンのビール、一番搾りのCMです。
1990年からのロングヒット商品で、正確には「キリン一番搾り生ビール」という名称らしいですが、「一番搾り」と言うのが一般的ではないでしょうか。
ロングヒット商品だけあって、CMも数多くつくられており、古くは緒形拳さんから、この満島ひかりさんや堤真一さんなど、一線の芸能人が起用されています。
今回のCMの出演者は女優の満島ひかりさん。
Folder5として、子供のころからダンスと歌でも活躍されていました。
クォーターならではの、少しミステリアスな顔立ちです。
それと、一番搾りのCMといえば「テレッテテ♪テレッテテ♪」という軽快な曲ですが、こちらはジャズの有名ナンバー「茶色の小瓶」で、100年以上も前から親しまれている曲です。
日本では、すっかりキリンビールの曲のイメージとして定着していますが。
キリンビール一番搾り 「満島ひかり ひまつぶし篇」の内容、セリフ
登山帰りの満島ひかりさんですが、ギリギリバスの時間に間に合わず、帰りのバスを逃してしまいます。(田舎のバスなら、あれくらいなら停まってくれそうですが)
次のバス乗ろうと、バス停の時刻表を確認しますが、12時から20時までの間で、バスが15:04、17:35、19:01と3本しかありません。
そして、名曲「茶色の小瓶」のメロディにのせて、満島ひかりさんの歌声が流れます。
「次のバスまで2時間半♪」
「暇つぶしましょ、ビールがささやく♪」
顔を上げると、峠の茶屋には一番搾りのビールを楽しむ人々。
「山の幸に、あら川の幸♪」
舞茸や山菜の天ぷらのお皿や、川魚(鮎でしょうか)のお皿が運ばれてきます。
「時間が足りません♪」
バスの待ち時間だけでは堪能できないくらいと期待を膨らませ、ビールと食事に吸い込まれるように、満島さんもお店へ。
さっそくビールを注文します。
運ばれてきたビールをとてもおいしそうに飲む満島さん。
川魚の塩焼きに食いつき、再びビールでご満悦。
思わず「ん~」とうなります。
ここで一番搾りの説明を挟みます。
ナレーション「過去8年で最高売り上げ」
ナレーション「キリン一番搾り」
最後は再び満島さんの「はぁ~、幸せ」と満面の笑みで締めくくられます。
ツッコミどころはバスが数時間に一本なのに賑わい過ぎ
このCM、全体的には良いCMだと思います。
バスに乗り遅れて出来てしまった待ち時間も、一番搾りのビールがあれば楽しい時間に早変わり。
登山帰りの疲れた体に山の幸、川の幸に加え、ビールはたまらないでしょう。
飲みたくなります。
ただ、ツッコミたいところがあります。
(CMにいちいち重箱の隅をつつくようなことするなと言われてしまうかもしれませんが)
お伝えしたように、満島さんが乗り遅れたバス停の時刻表は15:04、17:35、19:01と8時間に3本しかありません。
通学・通勤にしか対応していないようなめちゃめちゃ過疎地域です。
テレビの「サイコロ振ってバスの旅」をすることもできないくらいの田舎です。
一方、峠の茶屋は外の席に店内の席、縁側のようなところにもお客さんがひしめき合い、20人くらいはいそうな勢いです。
CMなので当たり前ですが、みんなビールを飲むわ飲むわ。
登山客でやたらと賑わっています。
バスの様子から、完全に観光地化されているわけではないと思いますし・・・。
このお客さんたちは一体どうやって帰るのでしょうか。
バスもめったにない、車で来てたら飲めないし、他の公共交通機関があれば満島さんも困った顔をしないでしょうし。
楽しければ後先考えずといったところですかね。
空いた時間に一番搾りで楽しむというCMのコンセプトは分かりますが、コンセプトありきのため、無茶な設定となっていると思われるCMでした。
コメント
私もCMを見るたびに思っていたので
めちゃくちゃスッキリしました!!