【出演】
- 小関 靖幸(こせき やすゆき)
【評価】
- 総合点:15点
- じいさんドヤ顔度:95点
サントリーロコモアCMじいさんウォーキング篇の情報
サントリーのサプリメント、ロコモアのCMです。
主役はじいさんですが、このお方もでていらっしゃるみたいですね↓
知り合いからこのCM出てます?ってメッセが来た笑
良く気づいたな~
放送されてるの見てないけど…#サントリー#ロコモア#CM pic.twitter.com/jVaDDNevQ4— 吉岡美帆 (@papipupe_pooon) 2019年5月29日
さて、ロコモアは軟骨成分と筋肉成分を配合したサプリメント・健康食品で、力強い歩みをサポートするんだそうです。
プロテオグリカンという軟骨成分と、イミダゾールペプチドというマグロやカツオのパワーの源らしき筋肉成分で構成されているようです。
その成分がどういう作用でどう効くのかは、私は素人なので言及できませんが、なんかいいとのことです。
さて、このCMの主役はロコモアを飲んだと思われるじいさんです。
おじいさんは小関靖幸という俳優さん。
シニアタレントとして、家族のおじいちゃんという立ち位置でCMやドラマに出演されています。
マクドナルドやディズニーランドなど、超一流企業のCMにも出たことがあります。
1939年(昭和14年)6月18日生まれで、もうすぐ80歳。
CMの中でのテロップは、当時の年齢として78歳と表示されています。
サントリーロコモアCMじいさんウォーキング篇の内容、セリフ
白いパンツに白い靴、さらには髪も白いじいさんが、うでをぶんぶん振り回して歩道を歩いています。
BGMは何故かチャイコフスキーの「くるみ割り人形」です。
そして、歩行者信号を待っている、小関さんよりずいぶん若い人たちの後ろもさっそうと通り過ぎます。
すると、小関さんは、道を渡るのに横断歩道を選択せず、歩道橋に向かっていきます。
歩道橋の階段も苦も無く登り、歩道橋の上も腕をぶんぶんふって早歩きで歩行。
そして降りてきて、まだ赤信号のまま横断歩道を渡るのを待っている人たちの後ろを通り過ぎます。
そして、通り過ぎた後振り返り、いやらしいと言えるほどの顔つきで、ニヤつきながらドヤ顔です。
「私は歩いている」
「サントリーロコモア」
というテロップが出て、小関さんが歩き続ける中、製品の説明が画面に映り、CMは終了です。
元気な老人はいいけども・・・
このCM、見どころはもちろん、80歳近い小関さんが若い人たちより元気に歩き回る姿です。
法律上の制限なのか、何がどう効くのかについては一切触れられていませんが、ロコモアを摂取すると、こんなに元気に歩けるということなのでしょう。
さて、このCMの印象についてお話ししましょう。
疲れた表情の人たちのまわりをじじいが元気に歩く姿。
これは現在の日本の縮図という皮肉でしょうか。
きっと、信号待ちをしている人たちは仕事をしており、税金や年金を納めているのでしょう。
一生懸命仕事して、世の中を支えているはずです。
その後ろを、もう定年を迎えて仕事からは引退したであろう年齢の男性が、現役世代より元気に動き回っている様子は、「元気ですごいですね!」と思うより異様な光景です。
まるで、元気を吸い取られているようです。
そんな疲弊した若い世代の苦労も知らずに、最後に「若い人たちより元気だぞ」とでも言いたげに決め顔、ドヤ顔をする姿は不快です。(俳優さんが悪いわけではありませんが)
日本社会の悪い部分の縮図ですね。
そして、それを意図せずCMでやってしまうのだから、タチが悪いです。
それとも、やっぱりあえてアイロニーとしてのCMでしょうか。
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