【出演】
- 上白石萌歌
- 井之脇海
【楽曲】
- スピッツ「楓」
【評価】
- 総合点:50点
- 音痴とは言わないけど不安定なリズム度:65点
上白石萌歌 キリン午後の紅茶「あいたいって、あたためたいだ。17冬」篇のレビュー
このCMが耳に入った時、スピッツの楓を歌っており、「おっ」っと思いましした。
なかなかいい選曲で、秋から冬にかけてぴったりのちょっと切ない曲です。
残念ながら、スピッツの草野マサムネさんの歌ではなく、むしろCMの中で出演者が「歌う」ということに焦点が当てられているため、カバーとなっています。
上白石萌歌 キリン午後の紅茶「あいたいって、あたためたいだ。17冬」篇のストーリー
いきなりですが、前提で、CMの尺は普通15秒か30秒のところ、今回ご紹介しているのは60秒バージョンです。
学校からの帰り道、通学の電車から降りる女子高生の上白石萌歌さん。
電車には「MINAMI ASO RAILWAY(南阿蘇鉄道)」と書いてあるので、舞台は熊本の南阿蘇ですね。
電車から降りると同時に、スピッツの「楓」を”忘れはしないよ”からアカペラで歌い始めます。
とても寒そうな冬の日、午後の紅茶ミルクティーのホットを買い、それを抱えながら帰ります。
自転車に乗った警察官とすれ違っても歌い続けます。
あたりは暗くなっていき、息も白いのがはっきりとわかります。
そして、空はいつの間にか満天の星で埋め尽くされます。
歌がサビの「さよなら」に差し掛かったあたりで、場面は変わります。東京の新宿ですかね。
上京してきた?彼氏の井之脇海さんも星空が映らない空を見上げます。
一方、遠い熊本県南阿蘇村でも、同じ空を上白石萌歌さんが見つめます。
そして、歌のサビが終わるところで、あまりの寒さに鼻をすすります。
井之脇海さんが思わず「会いたいな」とつぶやき、上白石萌歌さんは買った午後ティーを一口飲んで、CMは終了です。
キャッチコピーは「あいたいって、あたためたいだ。」だそうです。
ちょっと切ない恋愛ストーリーときれいな景色
商品CMというより、ブランドCMというだけあって、きれいな仕上がりになっています。
舞台は南阿蘇村という田舎と、大都会の東京新宿。
その対比を見せつつ、お互いを同じく想っている姿は、きれいであり、ちょっぴり切ない郷愁も感じさせます。
映画「Always三丁目の夕日」とかもそうですが、自分が体験しなくても、なぜか懐かしいという気持ちになります。不思議です。
アカペラ歌唱でごまかしが効かないといえども、不安定な歌声
で、ほめておいてこんなことを言うのも無粋ですが、歌はやっぱりオリジナルがいいですね。
上白石萌歌さんの歌も、音痴とは言わないまでも、ちょっとリズムや音程がおかしいところがあります。
特に、「あー、僕のままで」の「あー」と「僕の」の間のリズムは違和感を感じます。
あ、歌声は澄んでいてとっても魅力的ですよ。
メイキング映像もあります
メイキングというより、1年ぶりに訪れた南阿蘇鉄道見晴台駅のにまつわるストーリー、熊本地震からの復興の様子など、ちょっとしたお話になっています。
ただのメイキングと違って、見ごたえはありますよ。
(削除されてしまいました・・・)
コメント
上白石萌歌さんのの発声練習の出来ていない不安定でチカラのない声量に欠ける声は、多数の人々に不愉快な気持ちを与える。
決してダメな子ではないのだから、もっと歌唱力を鍛えてあげて欲しい。
CMを聞くことが不愉快極まりない。
このCMのディレクターは、いったい何を仕事しているのだろう?
誠に腹立たしいのは私だけではない。
午後の紅茶は、CM終了まで買わない。
キリンビバレッジ全てを当面の間買わない!
菅原 さま
コメントありがとうございます。
確かに、発声の練習ちゃんとしていないから不快に聞こえるんですかね。
喉だけで歌っているというか、お腹から声が出ていない感じなんですよね。
しかもCMの尺に合わせてか、テンポもおかしいですし。
星空の夜に大声で歌うことが不自然と考えたのでしょうか。
そうなのでしたらもっと透き通るような高音域が欲しいですよね。
CMで彼女を売り込もうという意図があるのならば、やはり鍛えを目的とする発声練習は必要ではないでしょうか。